モスコミュール誕生物語




1946年に、ロサンゼルス市ハリウッドのサンセット大通りの英国風レストラン「コックンブル
Cock'n' Bull」の経営者ジャック・モーガン氏によって創作されたカクテルです。そのカクテ
ルは、実は、偶然の産物によって生まれたカクテルだったのです。彼は、「ピムス・カップ」
の為に大量にジンジャービア仕入れたが、まったく売れず、大量のジンジャービアの在庫
を抱えてしまいました。そのため、ジンジャー・ビアを減らすため苦肉の策で考えついたの
が、当時、アメリカで流行っていたウォッカをペースに、清涼感のあるライムを使った、「モ
スコー・ミュール」だったのです。ちょうど時を同じして、銅製のマグカップが売れずに困っ
ていた彼の女友達が銅製のマグカップで出して売り出すことを提案しました。すると、たち
どころに人気が出てジンジャービアの在庫を掃く事ができたといいます。それを聞きつけた
当時アメリカのウオッカ市場の中では出遅れていた、ヒューブライン社のスミノフの営業担
当のジャック・マーチン氏は、販売促進で『モスコミュール・カクテル』を使ってキャンペーン
を打つことを思いつき、まずは、ニューヨークのBarで『モスコミュール』を作ってもらい、お
客に飲んでもらい、そのシーンをカメラで『パチリ』・・・その撮った写真をもってアメリカ東部
からBarをまわって、『ニューヨークでは、こんなカクテルが流行っているんだ』とふれこん
だ。・・・するとたちまち人気が出てアメリカ全土で流行し、スタンダードカクテルとしての地
位を築いたのです。その後も、ブラディーメアリ−やスクリュードライバー等のキャンペーン
を展開、結果、1955年に販売量は60万ケースに達し、1961年には200万ケースの大台を達
成し、現在ではウオッカのナンバーワンブランドとして確立するまでになりました。ちなみに、
モスコミュールの語源の意味としては、ミュールとは動物のラバのことをさし。ラバとは、牡
のロバと雌の馬の間に生まれた、混血種の動物で、開拓期のアメリカでは、幌馬車の引き
手として重宝され、後ろ足のキック力が強い動物のことで、このカクテ ルも、ラバのキック
力のように強く酔いが回るためについた名前という説が、一般的である。でも実は、当時の

ビエト社会主義共和国連邦であるソ連人達を馬鹿にしたスラング的言い方で、やつらを
『飲み干せ』みたいな意味が含まれていると言った方がもしかしたら正確かもしれない、・・・












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